「夢コン」とは、「児童劇団大きな夢　コンクール」の略称で、劇団に所属する全ての劇団員が参加する歌唱コンクールです。

子どもたちは自分の歌いたい曲を選び、1分45秒の持ち時間で歌唱力を競います。

予選は10月末から11月初旬に各劇団で行われ、選ばれた人は毎年暮れに行われる本選に進むことができます。

本選に進む劇団員の数は各劇団の在籍人数によって異なります。

本選は1部、2部、3部に分かれており、1部では歌唱コンクールが行われます。

2部では各劇団の団体パフォーマンス、3部では卒団式・歌唱コンクールの授賞式などが行われます。

2部の団体パフォーマンスは、各劇団ごとのダンスパフォーマンスとなります。

この発表に向けて、秋頃から練習が始まります。

夢コン当日、関東近辺の劇団員は会場に集まり、直接発表を行いますが、遠方の劇団はビデオ撮影で参加します。

広島子どもミュージカルでは事前にビデオ撮影をし、夢コン当日は映像が流れる舞台で、歌唱コンクールの本選に選ばれた子どもたちや有志の子どもたちがパフォーマンスを披露します。

3部では卒団式や歌唱コンクールの結果発表、そして1年間の公演で輝いた劇団員に贈られるアオトニー賞の授与式が行われます。

夢コンは、歌う曲の選択から始まり、曲のアレンジ、衣装、振付などを自らプロデュースする機会であり、公演とは異なる魅力があります。

本選に参加すれば、近くに姉妹劇団のない劇団にとっては他の姉妹劇団の子どもたちと交流する貴重な機会であり、また講師の先生方のパフォーマンスを見ることが出来たり、高いレベルの歌唱に感動したりと、多くの経験を積むことのできる楽しいイベントです。